足の内側の出っぱりが痛いのはなぜ?有痛性外脛骨の考え方
症状コラム
足の内側の出っぱり、その痛み
足の内側に骨の出っぱりがあって痛い、靴が当たって痛む、運動すると痛い。有痛性外脛骨かな、と思っていませんか。成長期や扁平足の子に多く、靴やインソールの工夫、負荷の調整で和らいでいくことが多い痛みです。ここでは痛くなる理由・家でできること・受診の目安・よくある疑問までをまとめました。
足の内側、土踏まずのあたりに骨の出っぱりがあって、押すと痛い、靴が当たって痛む、スポーツで痛む。成長期のお子さんや、扁平足の方に多い痛みです。まずは「なぜ痛くて、どうすればいいか」を見ていきます。
まなぶ先生
教子先生
瀬谷崎有痛性外脛骨って、どんな状態?
足の内側の骨(舟状骨)のそばに、生まれつき「外脛骨」という余分な骨を持つ人がいます。多くは痛みもなく問題ありませんが、ここに、足を内側で支える腱(後脛骨筋腱)の引っぱりや、靴の圧迫が加わると痛みが出ます。これが有痛性外脛骨です。
足の内側の出っぱりを押すと痛く、運動や歩行で痛みます。成長期に出やすく、扁平足(土踏まずが低い)の方に多いのが特徴です。
なぜ起きるのか
- 生まれつきの余分な骨(外脛骨)がある
- 扁平足・足が内側に倒れやすい:腱の引っぱりが増える
- 運動量が多い・急に増えた(成長期のスポーツ)
- 靴が内側に当たる
- 足首のケガのあと
おうちでできること
足の内側への負担と圧迫を減らすのが基本です。やりすぎず、痛みと相談しながら続けてください。
- インソール:土踏まずを支えて、腱の引っぱりを減らす
- 靴を見直す:内側が当たらない、ゆとりのある靴
- 運動量を調整:痛いときは減らす、急に増やさない
- 痛む時期はアイシング・休息
- 強く痛むときは無理をしない
足の倒れ込みを支えると、内側の腱の引っぱりがやわらぎます。インソールと靴の見直し、運動量の調整をセットで。成長期は、完全にやめるより痛みに合わせて量を調整するのが現実的です。よくならないときは受診しましょう。
こんなときは早めに相談を
痛みが強い・腫れがある/土踏まずがどんどん低くなってきた/工夫しても長く続く/歩くのもつらい。こうしたときは、自己流のケアを続けず、整形外科など医療機関にご相談ください。腱の問題や疲労骨折のこともあり、難治の場合は手術が検討されることもあります。
よくある質問
Q. 有痛性外脛骨は手術しないと治りませんか?
多くはインソールや靴の工夫、運動量の調整で和らぎます。それでも痛みが強く続く場合に、手術が検討されます。
Q. 余分な骨は取らないとダメですか?
外脛骨があっても痛みがなければ問題ありません。痛みのコントロールが目標で、すぐ取る必要はないことがほとんどです。
Q. 運動はやめたほうがいいですか?
完全にやめなくてよいことが多いです。痛いときは量を減らし、靴やインソールで負担を減らしましょう。
Q. インソールは効きますか?
扁平足を伴う場合はとくに、土踏まずを支えるインソールが助けになります。合うものを相談しましょう。
「骨を取る」より「負担を減らす」
有痛性外脛骨は、すぐ骨を取るより、靴やインソールで内側への負担を減らすことが現実的な近道になりやすい痛みです。足の内側の出っぱりの痛みが気になるときは、靴や足の状態も含めて一度ご相談ください。
瀬谷崎














