朝の一歩目がつらい足裏の痛み。とんとんの足底腱膜炎アプローチ

痛むのは足裏でも、足首やふくらはぎが関わる

朝起きて最初の一歩、かかとから足裏にズキッと痛みが走る。足底腱膜炎は、足裏だけの問題に見えて、足首やふくらはぎ、足の使い方が関わっていることがあります。とんとん整骨院が足底腱膜炎をどう見て、どう考え、どうアプローチをするのか。とんとん社長 瀬谷崎将也と臨床技術責任者 伊藤聡史が分かりやすくご紹介します。

足底腱膜炎は、足裏に張る膜(足底腱膜)に負担がかかり、かかとや土踏まずに痛みが出る状態と言われています。朝の一歩目や歩き始めに強く痛むのが特徴です。ただ、足裏そのものだけでなく、足首の硬さやふくらはぎのつっぱり、足の着き方が負担を強めていることがあります。

歩行やランニングなど、足にかかる負担の積み重ねが関わるこ
歩行やランニングなど、足にかかる負担の積み重ねが関わることがあります(イメージ)。

痛むのは足裏でも、足首やふくらはぎが関わっていることがある

伊藤聡史伊藤聡史

足底腱膜炎の方は『足の裏が悪い』と思って来られますが、診ると、足首が硬かったり、ふくらはぎがつっぱっていたりする方が多いですね。

瀬谷崎将也瀬谷崎

そうなんです、伊藤先生。足首やふくらはぎが硬いと、足裏の膜に余計な負担がかかる。足の着き方やアーチの崩れも関わる。

伊藤聡史伊藤聡史

痛いのは足裏でも、引き金は足首やふくらはぎ、足の使い方にある。だから足裏だけほぐしても戻りやすいですね。

瀬谷崎将也瀬谷崎

ええ。痛い場所と引き金がずれていることがあります。

ここがポイント

足底腱膜炎は、足裏の膜に負担がかかって、かかとや土踏まずに痛みが出ると言われています。足裏そのものだけでなく、足首の硬さやふくらはぎのつっぱり、足の着き方やアーチの崩れが負担を強めていることがあります。痛い場所(足裏)と引き金(足首・ふくらはぎ・足の使い方)がずれていることがあります。

朝の一歩目のかかとの痛みは朝の一歩目にかかとが痛いのはなぜ?足底腱膜炎の対処の考え方、足首と足裏の関係をスタッフで検討した例は朝の一歩目のかかとの痛み、原因は足首と足裏か、体のつながりは痛い場所が、悪い場所とは限らない。運動連鎖とはにまとめています。

足首やふくらはぎの関与を見極める

伊藤聡史伊藤聡史

評価では、まず危険なサインの除外が要りますね。

瀬谷崎将也瀬谷崎

はい。かかとが赤く腫れて熱を持つ、足のしびれや感覚の鈍さ、けがの後の強い痛み、糖尿病のある方の足の傷は、まず医療機関で確認を。それを外したうえで、足首の硬さやふくらはぎのつっぱり、足の着き方を見ます。

伊藤聡史伊藤聡史

引き金が分かれば、整える道筋が立つ。

瀬谷崎将也瀬谷崎

ええ。決めつけず、でも見逃さない。

まれに、この場合は先に医療機関へ

ほとんどは整骨院で対応できますが、次のサインがあるときは先に医療機関で確認を。

  • 足が赤く腫れて熱を持っている、急に大きく腫れた
  • 足にしびれや力の入りにくさ、感覚の鈍さがある
  • 安静にしても強く痛む、夜間に痛みで目が覚める
  • 発熱を伴う、けがの後の強い痛み、糖尿病などで足の傷が治りにくい

かかとの痛みの考え方は朝の一歩目にかかとが痛いのはなぜ?足底腱膜炎の対処もあわせてどうぞ。

足裏だけでなく、足全体で負担を減らす

伊藤聡史伊藤聡史

整える段では、足裏だけ強く揉んでも、足首やふくらはぎ、足の使い方が変わらないと戻りやすいですね。

瀬谷崎将也瀬谷崎

そのとおりです。足首やふくらはぎのつっぱりをゆるめて、足の着き方やアーチを整える。合った靴やインソールも役立ちます。足全体で負担を分散していきます。

伊藤聡史伊藤聡史

朝の一歩目の工夫まで習慣にできると、付き合いやすくなりますね。

瀬谷崎将也瀬谷崎

おっしゃるとおりです、伊藤先生。自分でできる工夫まで含めて、無理なく付き合えるようにします。

ご自宅でできる工夫
  • 足裏だけでなく、足首やふくらはぎのつっぱりにも目を向ける
  • 朝起きてすぐは、足首やふくらはぎを軽く動かしてから歩き出す
  • クッション性のある合った靴を選ぶ(裸足での硬い床は避ける)
  • かかとが赤く腫れる・しびれるなどがあるときは、医療機関に相談する

足や足首の使い方・体のつながりは痛い場所が、悪い場所とは限らない。運動連鎖とはもどうぞ。

足裏だけでなく、ふくらはぎや足首まで含めて整えていきます
足裏だけでなく、ふくらはぎや足首まで含めて整えていきます。

とんとんの足裏やかかとの痛みへのアプローチの流れ

ここまでの考え方を、実際の進め方として整理すると、次のような流れになります。

  1. 危険なサインがないかを確かめるかかとの腫れや熱感、足のしびれ、治りにくい傷など、危険なサインがないかを確認します。
  2. 引き金を見極める足首の硬さやふくらはぎのつっぱり、足の着き方やアーチの状態を確認します。
  3. 足全体で負担を減らす足裏だけでなく、足首やふくらはぎをゆるめ、足の着き方や靴を整えて負担を分散します。
  4. セルフケアと付き合い方朝の一歩目の工夫やセルフケアをお伝えし、無理なく付き合えるようにします。

足底腱膜炎は「足裏」だけで見ない。足首やふくらはぎを見る

足底腱膜炎は、足裏の膜に負担がかかって痛みが出ると言われていますが、その背景には足首の硬さやふくらはぎのつっぱり、足の使い方が関わっていることがあります。だからこそ、危険なサインを外したうえで、足裏だけでなく足首やふくらはぎ、足の着き方まで含めて負担を減らしていく。これがとんとんの足底腱膜炎へのアプローチです。回復のしかたには個人差があります。

※本記事は一般的な情報です。症状の感じ方や経過には個人差があります。強い痛みやしびれ、安静時にも続く痛み、力が入りにくいなどがあるときは、自己判断せず医療機関への受診もご検討ください。

よくある質問

足底腱膜炎は足裏をほぐせば治りますか?

足裏をほぐすだけでなく、足首やふくらはぎ、足の使い方を見直さないと繰り返しやすいことがあります。足全体で負担を減らす視点が大切だと考えています。

朝の一歩目が特につらいのはなぜですか?

寝ている間に足底腱膜が縮こまり、朝の一歩目で急に伸ばされて痛みが出やすいと言われています。起きてすぐに足首やふくらはぎを軽く動かすことが役立つことがあります。

どんな靴がいいですか?

クッション性があり、足に合った靴が目安です。裸足で硬い床を歩き続けることは避けたいところです。足の状態によって異なるため、迷うときはご相談ください。

かかとが腫れて痛いのですが通えますか?

かかとが赤く腫れて熱を持つ、足にしびれがあるなどの場合は、まず医療機関の受診をおすすめします。判断に迷うときは、来院前にお電話でご相談ください。

足裏やかかとの痛みでお困りの方へ

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瀬谷崎将也
株式会社とんとん/とんとん整骨院 代表。臨床系セラピストスクール「ANOアカデミー」主宰。

とんとん整骨院 代表。柔道整復師として、都内に鍼灸整骨院4店舗・鍼灸院1店舗を運営。多くの患者と関わる中で、「痛み」や「慢性疼痛」への深い理解の必要性を痛感し、EBM(根拠に基づく医療)・バイオメカニクス・BPSモデル(生物心理社会モデル)を軸とした臨床を実践。その知見をもとに、臨床系セラピストスクール「ANOアカデミー」を主宰し、セミナー運営など施術者の育成・教育にも精力的に取り組んでいる。

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