「痛みを取る」だけが、ゴールではない。痛み以外の目標をどう立てるか
ANOアカデミー
「痛みを取る」だけが、ゴールではない
痛み以外の目標を立てるのは、想像以上に難しい。そしてこれは、新人だけでなく、経験を積んだ院長にも残り続ける課題だと感じています。なぜ難しいのかを整理します。
鎮痛だけをゴールにすると、関わりの幅は意外と狭くなります。痛み以外の目標をどう立てるか。ここは、何年やっても簡単にはならないテーマだと考えています。
臨床では、つい「痛みを取ること」だけがゴールになりがちです。
もちろん、痛みを少しでも軽くする関わりは大切です。ただ、痛みだけに焦点を当て続けると、かえって患者さんも僕らも、痛みに支配されてしまうことがあります。
痛み以外に、その人にとって意味のある目標をどう一緒に見つけるか。これが、想像以上に難しい。
伊藤聡史
瀬谷崎「痛み以外の目標」は、新人だけの悩みではない
痛み以外の目標設定が難しいのは、経験不足のせいだけではないと感じています。
痛みは、強さを数字で表しやすく、変化も追いやすい。だからこそ、そこにばかり焦点が集まりやすい。
一方で、その人が生活の中で本当に取り戻したいことは、人によってまったく違いますし、言葉にしてもらうのも簡単ではありません。
痛み以外の目標設定が難しい。これは、新卒で臨床一年目の悩み、という話ではないと思っています。
鎮痛だけを、ゴールにしない
最近のカンファレンスでも、鎮痛以外のゴールをどう設定するか、という話題が増えている印象です。
痛みから少し焦点をずらして、生活の質を中心に置いた関わりをどう作るか。ここを意識すると、関われることが一気に広がります。
痛みを「気にしないで」と伝えても、多くの場合は逆効果になりやすい。むしろ意識が痛みに向きます。痛みから離れた目標を一緒に持つほうが、結果的に痛みとの距離も取りやすくなります。
伊藤聡史
瀬谷崎目標は、一般化できない
痛み以外の目標は、マニュアルに落とし込みにくいテーマです。
- 痛みの強さだけでなく、その人が困っている場面を具体的に聞く
- 「何ができるようになりたいか」を、生活の言葉で一緒に探す
- 痛みがあっても進められる目標を、小さく設定してみる
- 痛みを消すこと以外の変化にも、一緒に目を向ける
- 立てた目標を、関わりながら何度も見直していく
痛みは、治ると思うから絶望する一方で、必ずしも消さなくてよいと捉え直すことで、少し楽になる側面もあります。痛みがあっても、生活の質を高める関わりはできるかもしれません。
とんとん整骨院が大切にしていること
とんとん整骨院では、痛みを取ることだけを目的にしない関わりを大切にしています。
痛みは大事な手がかりですが、それがすべてではありません。
その人にとって意味のある目標を一緒に探すことは、何年経っても難しい。だからこそ、一人で抱えずに、みんなで考える価値があると考えています。
募集人数や受付状況、内容の詳細は時期によって変わることがあります。最新情報はANOアカデミー公式ページでご確認ください。
難しいからこそ、一緒に考え続ける
痛み以外の目標設定は、簡単に上手くなるものではありません。
新人も院長も、同じところで悩みます。
だからこそ、一人の患者さんを例に、みんなで考えていく。その積み重ねが、関わりの幅を少しずつ広げてくれると感じています。
瀬谷崎













