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中村拓真の担当症例

横になる時間が長く続いたあとの背中から首の痛みが施術を経て楽になった例(30代女性)

横になる時間が長く続いたあとの背中から首の痛みが施術を経て楽になった例(30代女性)

主訴

体調不良で横になる時間が長かったあとに出た、背中から首にかけての痛み(ひねると強く痛む)
患者様: 女性 (30代)
来院日: 20260413

2026年4月、背中から首にかけての痛みでご来院されました。体調不良で横になっている時間が長く続いたあとから症状が出て、体をひねると強く痛みが出る状態でした。

当院の評価

患者様への説明

動きの検査では、体をひねる動きで背中から首に強い痛みが出ました。胸まわり(胸郭)の動きが小さくなり、胸の前の筋肉(小胸筋)は縮んで硬く、お腹の横の筋肉(腹斜筋)と肩甲骨を支える僧帽筋の働きは弱まっていました。腰を反らす方向の負担もあり、ひねる動きのたびに、動きの小さくなった胸まわりの代わりに背中や首が負担を引き受けていると考えました。

日常動作・解剖学的動診

【日常動作】体をひねると背中から首に強い痛み(体調不良で横になる時間が長かったあとから) 【検査】胸郭の可動性低下、腰部の伸展方向で負担

身体機能評価

胸郭の可動性低下/股関節伸展症候群/腹斜筋・僧帽筋の弱化/小胸筋の短縮

判断

横になる時間が長く続いたことで胸まわりの動きが小さくなり、胸の前の筋肉が縮んで支える筋肉が弱まった状態で体をひねることで、背中や首が代わりに負担を引き受けていたことが主な要因と考えられます。

施術の様子

患者様への説明

縮んでいた胸の前の筋肉(小胸筋)と、腰を反らせていた股関節の前側・ももの外側の筋肉(腸腰筋・大腿筋膜張筋)、お腹の前の筋肉(腹直筋)をゆるめて、胸まわりの動きを取り戻すことを目指しました。あわせて、肩甲骨を支える僧帽筋のトレーニングで、背中や首が負担を引き受けにくい支えを育てる方針で進めました。

専門的内容

【手技療法】小胸筋・大腿筋膜張筋・腸腰筋・腹直筋へのアプローチ/【運動療法】僧帽筋のトレーニング

施術の経過

初期

2回目には背中の痛みが軽くなりましたが、首の痛みは残っていました。

中期

4回目には首の痛みも気にならなくなり、張り感やこる感じに変わりました。

後期

8回目には首肩まわりの張りやこりも感じにくくなり、全8回・約2ヶ月で落ち着きました。現在は再発予防のために通院を続けられています。

中村 拓真
中村 拓真

体調を崩して横になる時間が長く続くと、体調が戻ったあとに別の痛みが出てくることがあります。この方は胸まわりの動きが小さくなったまま体をひねることで、背中や首が負担を引き受けていました。背中の痛み、首の痛み、張りやこり、と段階を追って落ち着いていった経過をそのまま記録しています。体調不良のあとの体の硬さは、ご本人が思っている以上に残っていることが多いと感じています。

料金・通院目安

料金の目安

初回料金

施術 740円(ホットペッパービューティーのポイント利用)

2回目以降の料金

施術 5,980円

通院の目安

施術回数

全8回

施術期間

約2ヶ月で落ち着き、再発予防のため通院継続中

※料金は、施術内容やご提案(物理療法・テーピング・鍼灸など)によって幅があり、掲載している金額は施術当時の実額です。現在の基本料金の考え方は 料金のご案内 をご覧ください。
この症状について 体調不良で寝込んだあとに出る背中から首の痛み、胸まわりの動きから考える

ここでは、この症例の記録とは別に、「横になる時間が長く続いたあとに出る、ひねると強く痛む背中から首の痛み」という状態について、一般的な見方やご自宅でのヒント、医療機関へ相談する目安を順にたどります。

どうして寝込んだあとに背中や首が痛むの?

横になっている時間が長く続くと、胸まわりの関節や筋肉は小さな動きしかしないまま過ごすことになり、動きが小さくなりやすいと言われています。胸まわりの動きが小さいまま体をひねると、その分を背中や首の関節が代わりに引き受けることになり、強い痛みとしてあらわれることがあると考えられています。体調が戻っても、体の硬さは残っていることが多いと言われています。

ここがポイント

寝込んだあとの背中や首の痛みでは、痛む場所だけでなく、胸まわりの動きの大きさと、胸の前の筋肉の硬さを確かめることが役立つと言われています。

中村 拓真中村 拓真

体調を崩したあとは「寝ていたから体が固まっただけ」と様子を見てしまいがちですが、ひねると強く痛む状態は、日常の動きのたびに負担が積み重なります。胸まわりの動きを取り戻すところから進めていきますので、早めにご相談ください。

こんな方に気になりやすい(セルフチェック)

次のような項目に心当たりが多い方は、負担が集まりやすい傾向があると言われています。当てはまること自体が異常を意味するわけではありません。

  • 体調不良などで横になる時間が長く続いたあとから背中や首が痛い
  • 体をひねると背中から首に痛みが走る
  • 胸の前が縮んで、猫背になりやすい
  • 深呼吸で胸が広がりにくい感じがある

ご自宅でできる工夫

痛みが和らいできたら、一般的なセルフケアとして次のような工夫が知られています。

  • 痛みが落ち着いてきたら、あお向けで両腕を頭の上へ伸ばし、胸を開くストレッチを痛みのない範囲で行う
  • 横になる時間が長いときも、数時間に一度は起き上がって肩甲骨をゆっくり回す
  • ひねる動きが必要なときは、腰や首だけでなく体全体で向きを変えるよう意識する

痛みやしびれが強いとき、力が入りにくいときは無理に行わず中止し、医療機関にご相談ください。

こんなときは医療機関へ

多くは時間とともに和らいでいくと言われていますが、次のような場合は、自己判断せず早めに医療機関を受診してください。

  • 発熱や強い倦怠感が続いている、体調不良そのものが長引いている
  • 腕や手のしびれ・力の入りにくさを伴う
  • 安静にしていても痛みが強まり続けている
  • 転倒や強くぶつけたあとの痛みが続いている

よくある質問

体調が戻れば自然に治まりますか?

体の硬さは体調が戻っても残ることが多いと言われています。この症例の方は、胸まわりの動きを取り戻す施術と僧帽筋のトレーニングで、全8回・約2ヶ月かけて背中の痛み、首の痛み、張りやこりの順に落ち着いていきました。経過には個人差があります。

背中と首、どちらから良くなりますか?

この症例では、2回目で背中の痛みが先に軽くなり、首の痛みは残っていました。4回目で首の痛みも気にならなくなり、8回目で首肩まわりの張りやこりも感じにくくなりました。順番には個人差がありますが、段階を追って変わっていくことが多いです。

腰まわりの筋肉にもアプローチするのはなぜですか?

この症例では、腰を反らせる方向の負担も重なっており、股関節の前側やお腹の前の筋肉の硬さが胸まわりの動きを妨げていると考えました。痛む場所だけでなく、動きを妨げている筋肉全体を確かめて進めています。

中村 拓真中村 拓真

体調を崩したあとの体は、思っている以上に動きが小さくなっています。胸まわりの動きを取り戻して、ひねる動きに不安のない体を一緒に作っていきましょう。

症例をさらに深掘り

この症状について、担当者と複数のスタッフで臨床的に検討したカンファレンス記事もあります。評価の進め方や考え方の詳細はこちらをご覧ください。

肩こりと背中の張り、原因は肩甲骨と姿勢か。症例をスタッフで検討

施術担当者

中村 拓真
とんとん整骨院 東武練馬店

経歴

柔道整復師。東武練馬店所属。お一人おひとりの動きをていねいに評価し、痛みの出どころを整理しながら、生活やスポーツに合わせた施術とセルフケアをご提案しています。
監修:瀬谷崎 将也(とんとん整骨院 代表・柔道整復師)
症例の掲載方針

症例レポートは、改善した例だけでなく、そうでなかった例も含めて結果を選ばず掲載しています。

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