膝の痛みは、ひとつの原因とは限らない。とんとんの膝の痛みアプローチ

同じ「膝の痛み」でも、出どころはさまざま

階段で痛い、しゃがむと痛い、膝の前・裏・内側と痛む場所もさまざま。ひとくちに膝の痛みといっても、その出どころは人によって違います。とんとん整骨院が膝の痛みをどう見て、どう考え、どうアプローチをするのか。とんとん社長 瀬谷崎将也と臨床技術責任者 伊藤聡史が分かりやすくご紹介します。

膝の痛みは、変形性膝関節症やお皿まわりの問題、半月板や靭帯、太ももや股関節の使い方など、いくつもの出どころが考えられます。痛む場所や場面によっても、見るべきところが変わります。だからこそ、まず出どころを見極めることが出発点になります。

膝に捩れの負担がかかるイメージ
膝の痛みには、膝に捩れの負担がかかることが関わる場合があります(膝の痛みのページより)。
膝への施術の様子
膝だけでなく、太ももや股関節まで含めて整えていきます。
膝の曲げ伸ばしのつらさが、施術を経て楽になった例もあります(
膝の曲げ伸ばしのつらさが、施術を経て楽になった例もあります(症例レポートを読む)。
新谷優樹新谷優樹

この方は、膝の曲げ伸ばしのつらさが気になっていました。膝そのものだけでなく、太ももの使い方や股関節、足の着き方まで見て、膝にかかる負担を減らす方向で整えていきました。

瀬谷崎将也瀬谷崎

同じ膝の痛みでも、出どころは人それぞれ。膝だけでなく、その周りまで見ていった例ですね。

『膝の痛み』は、出どころがさまざま

伊藤聡史伊藤聡史

膝の痛みも、ひとつの原因に決められませんね。お皿の下、膝の裏、内側で出どころが違うし、年代や場面でも変わる。

瀬谷崎将也瀬谷崎

そうなんです、伊藤先生。膝の中だけの問題のこともあれば、太ももや股関節、足の着き方が引き金のこともある。

伊藤聡史伊藤聡史

痛いのは膝でも、引き金は太ももや股関節にあることが多い。だからまず出どころの鑑別ですね。

瀬谷崎将也瀬谷崎

ええ。出どころが違えば、見るべき場所も負担の減らし方も変わる。

ここがポイント

膝の痛みは、お皿まわりや半月板、太ももや股関節の使い方など、出どころがさまざまです。痛む場所や場面によって見るべきところが変わります。痛いのは膝でも、引き金は太ももや股関節、足の着き方にあることが多い。だからこそ、出どころを見極めてから進めることが大切です。

場面別の膝の痛みの考え方は正座やしゃがみで膝の前が痛い膝の裏が痛くて曲げにくい、立ち仕事で出る膝の痛み、走ると外側が痛む場合は走ると膝の外側が痛いのはなぜ?ランナー膝にまとめています。

出どころを見極める

伊藤聡史伊藤聡史

鑑別の前に、危険なサインの除外は外せませんね。

瀬谷崎将也瀬谷崎

はい。膝が赤く腫れて熱を持つ、力が入らずガクッと崩れる、引っかかってロックする、けがの後の強い痛みは、まず医療機関で確認を。それを外したうえで、どの動き・場面で痛むか、痛む場所はどこかを見ます。

伊藤聡史伊藤聡史

出どころが分かれば、対処の方向が定まる。

瀬谷崎将也瀬谷崎

ええ。決めつけず、でも危険なサインは見逃さない。

まれに、この場合は先に医療機関へ

ほとんどは整骨院で対応できますが、次のサインがあるときは先に医療機関で確認を。

  • 膝が赤く腫れて熱を持っている、急に大きく腫れた
  • 膝に力が入らない、ガクッと崩れる・引っかかって動かせない
  • 安静にしても強く痛む、夜間に痛みで目が覚める
  • 発熱を伴う、または転倒・けがの後の強い痛みや変形

夜間にも痛む強い膝の痛みは夜も眠れないほどの膝の痛み、安静にしても痛むのをどう考えるかもどうぞ。

出どころに合わせて、膝の負担を減らす

伊藤聡史伊藤聡史

整える段では、痛む膝をかばって動かさないと、太ももの筋力が落ちて負担が増えますね。

瀬谷崎将也瀬谷崎

そのとおりです。膝の中か、太ももや股関節の使い方か。出どころに合わせて、痛みの出ない範囲で太ももを使い、膝の負担を減らしていきます。

伊藤聡史伊藤聡史

原因を見ずに『とにかく安静・とにかく鍛える』と決め打ちしないことも大事ですね。

瀬谷崎将也瀬谷崎

おっしゃるとおりです、伊藤先生。出どころに合わせて、無理なく付き合える膝にしていきます。

ご自宅でできる工夫
  • 痛む膝をかばって動かさないままにせず、太ももの筋力を保つ
  • 膝だけでなく、太ももや股関節、足の着き方にも目を向ける
  • 原因を考えず『とにかく安静・とにかく鍛える』と決め打ちしない
  • 膝が腫れる・力が入らない・ロックするときは、無理せず医療機関に相談する

変形が指摘されている場合は変形性膝関節症は手術しかない?とんとんのアプローチもあわせてどうぞ。

とんとんの膝の痛みへのアプローチの流れ

ここまでの考え方を、実際の進め方として整理すると、次のような流れになります。

  1. 危険なサインがないかを確かめる膝の腫れや熱感、力が入らない・ロックするなど、危険なサインがないかを確認します。
  2. 出どころを見極めるどの動き・場面で痛むか、痛む場所はどこかを確認し、出どころを絞ります。
  3. 出どころに合わせて負担を減らす膝の中か、太ももや股関節の使い方か、引き金に合わせて膝の負担を減らしていきます。
  4. セルフケアと付き合い方ご自身でできる工夫をお伝えし、無理なく付き合えるようにします。

「膝の痛み」で止めず、出どころを見極めて負担を減らす

膝の痛みは、お皿まわりや半月板、太ももや股関節の使い方など、出どころがさまざまだと言われています。だからこそ、まず危険なサインを外したうえで、痛い場所だけでなく太ももや股関節まで含めて出どころを見極め、引き金に合わせて膝の負担を減らしていく。これがとんとんの膝の痛みへのアプローチです。回復のしかたには個人差があります。

※本記事は一般的な情報です。症状の感じ方や経過には個人差があります。強い痛みやしびれ、安静時にも続く痛み、力が入りにくいなどがあるときは、自己判断せず医療機関への受診もご検討ください。

よくある質問

膝の痛みの原因は何ですか?

変形性膝関節症やお皿まわりの問題、太ももや股関節の使い方など、出どころは人によって異なります。まず出どころを見極めることが大切です。

痛いときは動かさない方がいいですか?

痛む膝をかばって動かさないと、太ももの筋力が落ちてかえって負担が増えることがあります。痛みの出ない範囲で動かすことが大切だと考えています。

膝のためにどこを鍛えればいいですか?

出どころによって変わりますが、太ももや股関節の使い方が鍵になることが多いです。原因に合わせて進めることをおすすめします。

膝が腫れている・ロックするのですが通えますか?

膝が赤く腫れて熱を持つ、力が入らない、引っかかって動かせないなどがある場合は、まず医療機関の受診をおすすめします。判断に迷うときは、来院前にお電話でご相談ください。

膝の痛みでお困りの方へ

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瀬谷崎将也
株式会社とんとん/とんとん整骨院 代表。臨床系セラピストスクール「ANOアカデミー」主宰。

とんとん整骨院 代表。柔道整復師として、都内に鍼灸整骨院4店舗・鍼灸院1店舗を運営。多くの患者と関わる中で、「痛み」や「慢性疼痛」への深い理解の必要性を痛感し、EBM(根拠に基づく医療)・バイオメカニクス・BPSモデル(生物心理社会モデル)を軸とした臨床を実践。その知見をもとに、臨床系セラピストスクール「ANOアカデミー」を主宰し、セミナー運営など施術者の育成・教育にも精力的に取り組んでいる。

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